ノコギリヤシとカボチャ種子の効果!前立腺肥大症の予防・育毛など

あなたにとって本当に必要な栄養素を選び、サプリメントで効率よく栄養改善をしましょう。今回はノコギリヤシとカボチャ種子について解説します。ノコギリヤシとカボチャ種子の基礎知識から、期待できる効果などを紹介していきます。

ノコギリヤシとは

ノコギリヤシ(英名:ソー・パルメット)は、北米南東部の海岸地帯に自生するヤシ科の低木です。木の高さは2~4m程度で、1mほどに広 がるギザギザとしたノコギリ状の葉を付けます。ノコギリの形に似ていることから、ノコギリヤシの名前が付けられました。9月から1月にかけて 濃赤色の果実をつけます。この赤い実の果実エキスには、複数の成分が含まれていて、それが相乗的に働き大きな効果を生み出します。その効果は、アメリカやヨーロッパでは古くから利用されてきました。ヨーロッパでは医薬品として認可されています。

ノコギリヤシの果実に含まれる有効成分

脂肪酸は、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、カプロン酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ステロールのβ-シトステロール、多価アルコールのオクタコサノール、その他テルペノール、ポリプレノールなどです。これらの成分の働きや、他の微量成分など複数の成分が相乗的に働き大きな効果を生み出します。

ノコギリヤシの効果

アメリカの先住民は、熟した果実を半乾燥させ滋養強壮として食し、あるいは利尿を促す秘薬として利用してきました。また、女性の月経異常の改善、男性のED治療などにも使われてきました。このような効果に対してアメリカやヨーロッパでは研究が進められていました。20世紀になると研究成果が続々と報告され、ノコギ リヤシ果実が前立線肥大症による排尿障害の改善に有効であることが示されました。

ヨーロッパでは医薬品として利用されるようになり、現在多くの臨床試験により効果と安全性が示されています。さらに科学的な側面から強壮、利尿作用、鎮静作用などの効果も立証され、これによりノコギリヤシの果実は一躍注目を浴びることになりました。ノコギリヤシの果実エキスは効果が高く、合成薬のような副作用がほとんどありません。

このことが症状を抱える人たちに好まれ、また医療機関でも高く評価されています。ではなぜ効果があるのでしょうか。効果の仕組みは男性ホルモンの制御にあるようです。前立腺が肥大する原因は、男性ホルモンがの関与が大きいと考えられています。これに対しノコギリヤシには、前立腺肥大を促すジヒドロテストステロンの生成を抑制し、さらにジヒドロテストステロンが前立腺細胞の受容体と結合するのを抑える働きがあるとされています。

つまりノコギリヤシは、男性ホルモンに関係する酵素を抑える作用を持っているといえるのです。そして、炎症を促す物質に関する酵素を阻害したり、加齢によって衰える膀胱の利尿筋も強化する働きもあります。高齢者がノコギリヤシを利用する場合、それらの症状が前立腺肥大症によるものかどうかを医療機関で調べる必要があります。

決して自分の判断で前立腺肥大症と判断しないよう注意してください。また、進行した病状に対しては必ず医師の診断が必要になります。ノコギリヤシの効果は前立腺肥大症の進行をゆるやかにしたり排尿障害をやわらげるもので、根治させるものではありません。あくまでも栄養補助食品であることをお忘れなく。

そんなノコギリヤシですが、もう一つ注目されていることがあります。さまざまな原因で起こる脱毛症に関係しているということです。ノコギリヤシの働きは脱毛予防や発毛に関与しているといわれています。脱毛予防や発毛に必要な要素は①男性ホルモンの抑制、②毛母細胞の活性、③頭皮の血流改善、④頭皮環境の正常化、⑤頭皮への栄養です。ノコギリヤシはこの①に関係しているといわれています。原因の一つである男性ホルモンに関係する酵素を抑制する働きがあります。ただしノコギリヤシ単体での効果が確認されているわけではない、というのが現状です。

カボチャ種子とは

カボチャは、世界各国の温暖な地域で栽培されて、食用として重要な野菜は、日本カボチャ、西洋カボチャ、ペポカボチャの3種類です。カボチャ種子とは、ほとんどがペポカボチャからとれる種で、栄養価が高く食用などに利用されています。種は外殻が存在せず、そのまま炒って食したり、胚油を絞ることができます。

日本での栽培はまだ少ないペポカボチャですが、南欧やアメリカでは重要な野菜として栽培されています。薬用ハーブの先進国ドイツでは、薬用カボチャと呼び人気が高まっています。果肉部分は食用、種子を薬用として病気の予防や治療に用いられてます。

ぺポカボチャ種子の有効成分

カボチャの種子には、リノール酸、オレイン酸、パルミチン酸などの不飽和脂肪酸や、良質のたんぱく質、ビタミンE、ミネラル類、ポリフェノールの一種であるリグナン類、植物ステロール(コレステロールの吸収を抑える大切な天然成分)などが含まれています。

カボチャ種子の効果

カボチャ種子に含まれている不飽和脂肪酸のオレイン酸は、動脈硬化や高血圧、心疾患などの生活習慣病の予防に作用し、リノール酸やビタミンEは、抗酸化作用が強く血管を強化し、血流の循環を良くします。また、肌のシミやシワを防ぐアンチエイジング効果が期待されます。良質なタンパク質は臓器に働きかけ血流を良くします。

ポリフェノールの一種であるリグナン類は、抗酸化作用や抗炎症作用があり、ホルモンバランスを整えたり、頻尿などの排尿障害を改善したり、男性の前立腺肥大症や女性の過敏性膀胱や尿失禁を改善したりといった働きがあります。植物ステロールは、健康的な食材として知られている豆腐に含まれている成分です。

ドイツの研究機関では、植物ステロールが前立腺肥大症に対する有効性が確認されています。カボチャ種子には他にも、コレステロール値を低下させたり、骨粗鬆症を予防したり、新陳代謝を活発にしたり、老化を予防したりする効果も期待されています。このメカニズムはカボチャ種子の持つ良質なタンパク質が血流改善に働きかけ、全身の細胞に豊富な栄養や酵素を行き届かせ、免疫細胞が活性化し新陳代謝を活発にさせるからと考えられています。カボチャ種子には健康と美容に優れた栄養価が豊富に含まれています。

カボチャ種子エキスとノコギリヤシで前立腺肥大症の予防効果が上がる

このようにノコギリヤシは前立腺肥大症、カボチャ種子は前立腺肥大症や過敏膀胱、尿失禁などの改善への力を発揮してくれる可能性を多分に秘めています。つまり、女性、男性両方の泌尿器系の悩みに力を貸してくれるハーブなのです。

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参考資料

・ノコギリヤシ果実抽出液の排尿機能及び下部尿路受容体に対する作用
(藤野(隠岐) 知美, 鈴木 真由美, 山田 静雄 著 日本代替医療学会誌4巻2号より)

 


【監修者】合田 学

サプリメント管理士。約20年間の食品業界経験を活かし、正しい食生活やサプリメントを活用した健康維持のための生活習慣を提案する活動を行っている。

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