プロテイン(タンパク質)は腎臓を壊す?不自然な大量摂取は要注意…!

アスリートだけじゃない!女性にも空前のプロテインブームがやってきています。ダイエット目的で、食事の一部をプロテインに置き換える人も増えています。しかし、食生活を変える時には注意が必要です。

タンパク質は大切な栄養素ではありますが、過剰な摂取は体への大きな負担を強いてしまいます。プロテインを摂り過ぎると、肝臓や腎臓に負担をかけます。そして、一度に多量のプロテインを摂取することも体に負担がかかります。

一日で体重1キロに対して約1.5グラムのタンパク質を取るのが理想といわれており、1回の食事での摂取限度は40~50グラムが目安です。
さまざまな素材から抽出された人工的なプロテインは、自然な食品とは比べものにならないほど大量のタンパク質が含まれています。
普段の食生活で肉や魚、豆腐などのタンパク質を摂取しているにも関わらず、さらにプロテインを摂取するとなると、過剰摂取になってしまいますので注意してください。

タンパク質の過剰摂取は内臓疲労を引き起こす…

タンパク質はそのまま摂取しても体内に吸収することはありません。まず体内で消化酵素の働きにより、ペプチドを介してアミノ酸に分解されます。そして小腸で吸収されます。
その過程において、過剰摂取したときの余ったタンパク質は窒素となります。窒素は「アンモニア」に変わります。アンモニアは私たちの体にとって有害な物質です。

細胞にとって有害な「アンモニア」は、血液によって「肝臓」に運ばれ、肝臓で無害の「尿素」に変えられます。尿素などの不要な物質は、血液によって「腎臓」に運ばれ、腎臓の「毛細血管」からこし出されて「尿」になります。

窒素を体外に排泄するためには、肝臓・腎臓の働きが必要なんです。

つまり、タンパク質を過剰に摂取してしまうと、その分多くの窒素を尿に変換しなければならなくなるので、肝臓や腎臓にかかる負担が普段よりも大きくなり、内臓疲労の原因となるのです。

尿路結石症のリスクも…

上記で説明した通り、肝臓、腎臓で濾過された尿は、尿管を通過し膀胱へ溜められ、尿道を通って排泄されます。 結石は腎臓から尿管、膀胱、尿道という尿の通り道(尿路)にできるため、総称して尿路結石症といいます。

なぜ結石がタンパク質と関係があるのでしょうか?

肉などの動物性タンパク質多くとると、体内にシュウ酸や尿酸などの物質が体内に増加します。腸で吸収しきれないシュウ酸はカルシウムと結びつき便として排泄され、また尿として排泄されますが、そのときにシュウ酸が尿に含まれるカルシウムと結合してしまうと、石のようなかたまりになってしまいます。これは尿管を詰まらせます。
このことから、動物性タンパク質の摂りすぎによるシュウ酸などの増加が結石のリスクを高めることがわかりますね。

腸内環境の乱れ、腸内細菌のバランスが崩れるも…

動物性タンパク質を摂りすぎると、吸収されなかった余ったタンパク質は、腸内で悪玉菌のエサになってしまいます。悪玉菌が増えて他の菌とのバランスが崩れると、腸の運動が弱まり、腐敗産物が多く作られてしまいます。腸内に腐敗産物が増えるとさまざまな病気や口臭や体臭の原因になります。また、下痢や肌荒れなどが引き起こされる可能性が指摘されています。

こんな人はタンパク質の過剰摂取に注意!

先に書いた通り、プロテインによるタンパク質の過剰摂取は肝臓や腎臓に負担をかける可能性があるため、内臓が弱っている人や肝臓、腎臓に病気を抱えてる人は、特に注意が必要です。

運動不足や肥満傾向の人は、肉や卵を摂りながら、プロテインを摂取にすると、タンパク質の過剰摂取になり、そしてカロリーオーバーにもなりやすく肥満を招く可能性があります。エネルギー量がオーバーし、かえって体重が増えてしまいます。

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ホエイとは、牛乳に含まれるタンパク質の一種(乳清)で、筋肉の合成に役立つアミノ酸が豊富で体内への吸収が速いことから、トレーニングで筋肉で体を大きくしたい人に向いています。

タンパク質の効果を上手く取り入れ、毎日をエネルギッシュに過ごしましょう。

編集長の独り言

私の知り合いで長年、鶏のささ身や鮭を主食にして、さらにプロテインを摂取していた人がいました。何十年かぶりに検診をしたところ、腎機能を示す「尿アルブミン」の数値が悪くなっていましたが、通常の食生活に戻したところ、翌年の検診で数値は正常に戻りました。こんな例は特殊だと思いますが、やはり腎臓には負担が掛かるのでしょう。しかし、健康な人であればタンパク質を多少摂り過ぎても問題は無いと思います。もちろん長期間の過剰摂取はダメです!

 

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参考資料

・高たんぱく, 高脂肪食負荷による尿中シュウ酸排泄量の変化
(千葉大学 川口真琴 他著 日本泌尿器科学会雑誌 96巻2号より)

・摂取タンパク質量が成長期ラットの腎臓の機能に及ぼす影響
(東海学園女子短期大学 奥村ミサヲ 宮崎幸恵著より)

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