尿で健康チェック|色・量・臭いでわかるあなたの健康状態

尿には私たちの健康情報が詰まっていて、尿の状態をみれば腎臓や肝臓など様々な健康状態がわかります。

私たちが毎日するオシッコ(尿)は、腎臓で作られて、尿管、膀胱、尿道を通って排泄されます。

今回は、尿の色・臭い・量でわかるさまざまな健康状態や病気との関係を解説していきます。

「尿」で知る腎臓の健康状態

尿を作ることは、腎臓の主要な働きです。

腎臓機能のメカニズム

まずは、腎臓機能のメカニズムを説明しましょう。

血液は酸素や栄養素を全身の細胞に運び、そして全身の細胞から老廃物や毒素も受け取って循環しています。
その汚れた血液は、やがて腎臓を通ります。

腎臓では、血液から老廃物や毒素をろ過して取り除き血液浄化をします。また必要な水分は尿細管で再吸収され、余分な水分だけが残ります。

そして、ろ過された老廃物や毒素、余った水分が膀胱に溜められて、尿として体外に排泄されます。

腎臓が一日にろ過する血液の量は150Lといわれています。
この機能が低下すると、老廃物や毒素などが排泄されず健康に影響を及ぼしてしまうのです。

尿の色をチェックしよう

前項で説明した通り、腎臓は、老廃物や余分な水分を排出することで身体を健康に保ってくれています。そのため、その時々の尿の色や量などによって、今の全身の健康状態をおおよそ知ることができるのです。

普段の暮らしの中で私たちができる健康チェックは、尿の色を見ることです。

尿の色は、尿色素と呼ばれる色素が、どの程度の水分で薄められるかによって決まります。尿は、健康のバロメーターともいわれています。尿の色の異常で、重大な疾患が分かる場合もあります。

尿の色で身体の調子がわかります。毎日チェックしましょう。

黄色(淡黄色~淡黄褐色)

正常な尿の色は、淡黄色から淡黄褐色です。
これは尿で分解される血液に関係します。血液を肝臓で分解した時にでる代謝物であるウロビリンの色が黄色のため、正常な尿は黄色になります。また、食物の色素が溶け込む場合もあります。

1日当たりの日中でのオシッコの回数は、約4~6回です。排尿量は700mlから2ℓ程度が平均的です。
また食事やある薬の摂取によって、尿に色が加味される場合があります。ビタミン剤や薬によっても尿に色が付くことがあります。

透明

水分を大量に摂っていると、尿は薄い色になります。また、アルコールをや、カフェイン飲料を摂取した後は、かなり色が薄い尿が多量に出ます。これは利尿作用で余分な水分が排出されているからで、ほとんどの場合病気ではありません。
しかし、水をたくさん飲んでいないのに尿の量が多いときは注意が必要です。多尿の疾患(尿崩症)という病気が隠れている場合があります。
無色透明な尿が1日に何度も、何日も続くようなら、糖尿病の可能性を疑ったほうがいいかもしれません。

乳白色(濁っている)

排尿すぐに濁りがある尿は、腎臓、尿管、尿道などの尿路の細菌感染が原因です。、おしっこに白血球が混ざって濁ったもので、膿尿(のうにょう)といいます。痛みがあり濁った尿が出たら膀胱炎の可能性があります。また突然腰が痛くなったり熱が出たりする場合、腎盂腎炎の可能性があります。

赤色(血尿)

尿に血が混じっている血尿は、赤ワインのような色になります。血尿は腎臓、尿管、尿道などの尿路の重要な病気のサインです。また血尿は、出るタイミングからも様々な症状が考えられます。
最初に血尿がでて後の尿は赤くない場合、尿道からの出血の可能性があります。
最初から最後まで赤い尿が出る場合、腎臓に結石が詰まり炎症が起きている可能性があります。
痛みもないのに血尿が出る場合も膀胱のトラブルが考えられます。
とにかく血尿が出た場合は、すぐに病院へ行きましょう。

黄褐色~褐色

黄褐色は、肝臓の代謝でできる色素の濃度上昇があり、尿の中に出てくると色が濃くなります。これは、肝臓に異常が認められる可能性がありますので、すぐに病院へ行きましょう。高熱や脱水症、胆道系の病気などにもあらわれます。

オレンジ色

ビタミン剤(B2)などを摂取すると、尿の色が明るいオレンジ色に近くなる可能性もあります。この場合は特に心配の必要はありません。

緑色

多くは薬の色素(麻酔薬や抗うつ薬等)が尿に出るケースですが、緑膿菌が原因でも緑色の尿になります。そうなると敗血症の疑いもありますのですぐに病院へ行きましょう。

尿の色以外の注意点

尿で気を付けるべきことは、色だけではありません。

次にあげる点についても、ぜひトイレの際にチェックしてみてください。

泡立ち

オシッコ後、便器が泡立つことがあり、その泡が30秒以上消えない。
この場合は、尿にタンパク質や糖が含まれている可能性があり、腎臓のトラブルや糖尿病の恐れがあります。糖尿病の場合は、尿に糖が含まれるため粘り気を帯び、泡が消えにくくなります。また、肝機能障害場合も泡が消えにくくなる可能性があります。

尿の量

尿が極端に多い場合は、糖尿病の可能性があります。糖尿病にると尿の量やオシッコの回数が増えます。

尿が少なく、量も少ない場合は、肝臓にトラブルがある可能性があります。尿を作る腎機能が低下しているか、または水分不足かもしれません。

尿が出ない場合は、尿道がふさがれているか、腎臓の機能がひどく低下している場合があります。

尿が近い、尿の回数が多い「頻尿」。頻尿を引き起こす原因はたくさんあります。膀胱炎や尿道炎、前立腺などのトラブルなどなど。男性で回数が多い場合は前立腺肥大症の可能性があり、女性の頻尿に多いのが過活動膀胱といわれるものです。

臭い

健康な人の尿は、あまり匂いません。飲み物や食べ物に含まれる香料が尿から排泄される場合がありますが、ほとんど問題ありません。

強いアンモニア臭がする場合は、尿を作る過程でのトラブルが考えられます。細菌に感染しているか、もしくはどこかで炎症を起こしているかもしれません。

果実のような甘酸っぱいにおいがする場合は、尿中にケトン体があふれ出ている可能性があります。糖尿病の人は、代謝機能のトラブルからケトン体が大量に生成されることがあります。ケント体の一つアセトンが甘酸っぱいにおいの原因です。

まとめ

尿の色や臭い、量などをチェックすることで、自分で身体の状態を推測するための様々な情報を得ることができます。尿のセルフチェックはきわめて手軽な健康チェック方法といえるでしょう。

尿に関係した病気として、腎臓病、膀胱・尿管・尿道の病気、血液の病気や心臓病、肝臓病、膵臓病。ホルモンバランスなどのトラブルやストレスの度合いなど多くのことがわかります。

編集長の独り言

ここのところ私も尿に力がありません。息子たちの勢いある音を聞いていると、年を感じ落ち込みます。いつか必ず復活することを夢見て「ノコギリヤシ&カボチャ種子」を飲んでます!

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参考資料


・尿検査の実際とその評価
(成清 卓二著 日本内科学会誌79巻2号より)

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