薄毛の原因と対策|毎日の努力が実を結ぶ!遺伝との関連やAGAについても

薄毛の原因って男女共通?

最近では、男女問わず自分は薄毛だと自覚をしている方が増えています。特に、20~30代の男女に多いようです。今回のテーマはそんな薄毛です。

そもそも、薄毛の原因に男女の違いってあるのでしょうか…

 

あるんです。

まずは、男女それぞれ特有の薄毛原因をピックアップしてみましょう。

※今回の記事で取り上げる「薄毛」は、60歳以降の性別に関係なく体毛が薄くなっていく「老人性脱毛症」ではありませんのでお気をつけくださいませ。

男性特有の薄毛原因

男性ホルモンの変化(AGA)

男性の薄毛の原因の内、実に90%以上はAGA(男性型脱毛症)といわれています。AGAについては後ほど詳しく説明しますが、簡単に言うと男性ホルモンの変化により毛髪が徐々に細くなって抜けやすくなり、最終的には生えてこなくなってきてしまう、というものです。

脂漏性皮膚炎

ホルモンバランスの崩れ等で皮脂の分泌が過剰になってしまい、人間など皮膚に一般的に存在する常在菌(マセラチア菌)がその皮脂をエサとして異常繁殖してしまい、炎症をおこしてしまうという皮膚炎です。

アレルギー性皮膚炎や刺激性皮膚炎と症状が似ているため、痒みが収まれば治ると思い痒み止めを塗る程度で放置する人も多いのですが、マセラチア菌という真菌(カビ菌)の増殖が原因であるために、皮膚科を受診して抗真菌薬で菌の増殖を止めないと、再発を繰り返し慢性化する場合があります。

この脂漏性皮膚炎が頭皮に出た場合、脱毛の症状が出る事があります。

女性特有の薄毛原因

女性ホルモンの変化

女性ホルモンの中で、髪にかかわる働きを担っている「エストロゲン」。エストロゲンには、髪や肌を作り出す成分の産生をサポートし、さらに血管を広げて体中に栄養を運ぶ役割があります。男性より女性の方が髪がしなやかで丈夫なのはこのためです。

このエストロゲンは30代半ば頃に分泌のピークを迎え、その後分泌量が減少していきます。そうすると、髪を作り出す成分の産生をサポートできなくなってくるので、ヘアサイクルと呼ばれる髪の生え変わりの間隔が乱れて長くなったり、髪が細くなったりしてきます。

牽引性脱毛

女性に限りませんが、髪を結うことの多い方に起こりやすい症状です。髪をまとめるために強く引っ張ることは、毛穴にかなりの負担がかかり、頭皮の血行も悪くなります。そのため、常に引っ張り続けている髪の生え際や、髪を結んでいる後頭部などに抜け毛や薄毛が起きやすくなります。

頭皮へのダメージ

これも女性に限りませんが、ヘアカラーやパーマ等は髪だけでなく頭皮にもかなりのダメージを与えます。不健康な頭皮では安定したヘアサイクルが生まれにくいので、徐々に薄毛の可能性が高くなってきます。

血行不良

冷え性などで体の血行が悪い方は、頭皮の毛細血管への血行も悪くなり、毛母細胞から酸素や栄養がうまく髪へ行き渡りません。

冷え性に関する解説記事:「冷え性にはコレ!サプリメント&ストレッチ

出産後脱毛

妊娠中は、髪や肌を作り出す成分の産生をサポートし、さらに血管を広げて体中に栄養を運ぶ役割がある女性ホルモンであるエストロゲンの分泌が盛んになっているため、ヘアサイクルにより「抜けるはず」の髪の毛が「抜けない」状態になっています。そのため、出産を終えてホルモンバランスを通常時に戻すためにエストロゲンの量が急激に減少すると、妊娠中に抜けるはずだった髪が一気に抜けてしまうのです。

 

ご覧のように、男女それぞれ特有の薄毛原因があるのですが、髪はとってもデリケート。これ以外にも、日々の生活環境の中に薄毛になってしまう原因は潜んでいます。次からは、日々の生活での薄毛原因とその対策についてみていきましょう。

日常生活に潜んでいる薄毛の原因

ここからは、薄毛になりやすい男女共通の原因と対策について解説します。

①皮脂づまり

過剰分泌された皮脂は、毛穴を詰まらせ毛根を弱めます。そのまま放置すると酸化して「過酸化脂質」に変わります。過酸化脂質は細菌を繁殖しやすくします。皮脂が多くなる原因は、普段から脂っこい食事ばかり食べていると、過剰な脂は毛穴を通して外に排出しようとします。また、乾燥した頭皮は自己防衛のために、皮脂で外的から守ろうとします。このように皮脂の過剰分泌に繋がります。

皮脂づまり対策

  1. 皮脂の分泌量を正常に戻すために規則正しい生活を心がけましょう。規則正しい生活は、皮脂腺を操作する自律神経の働きを整え、過剰な皮脂の分泌を抑えてくれます。理想は22:00就寝です。
  2. 脂っこい食事で摂った脂を消化するためにはたくさんの水分が必要であるために、頭皮や肌から水分を補おうとします。そうすると、水分が足りなくなった頭皮や肌を守るために皮脂が過剰に分泌されるのです。脂っこい食事を控えることが皮脂づまりへの近道であることは間違いないですね。脂肪の代謝を高めてくれる不飽和脂肪酸を摂ることも有効かもしれません。

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②ストレス

ストレスは自律神経を乱し、血流を悪くします。血行不良は髪の毛に十分な栄養を届けられなくなります。また、ストレスにより毛周期が乱れ、抜けるタイミングではないのに抜けてしまうことも起こります。

ストレス対策

ストレス対策は人それぞれです。適度に運動するもよし、友人と食事するもよし。

ひとつ言えるとすれば、良いストレス発散とは「しっかり休んで心のエネルギー消費を抑える」行動と「気分を転換して心のエネルギーを充電する」行動のバランスです。ストレスが溜まったといって部屋に閉じこもっていても気分は晴れないでしょうし、ストレス解消のつもりで運動しても、激しく動きすぎてかえって疲労を溜めてしまい逆効果、なんてこともあるでしょう。

そうならないような、自分に合ったストレス発散方法を探したいものですよね。

ちなみに私のストレス発散方法は「おいしいお酒とおいしい食事」です。何か嫌なことがあっても、お酒と食事でその日のうちに流しちゃうようにしています。

 

③食事での栄養不足

病気や偏った食事による栄養不足など様々な要因が考えられます。髪の毛を生成するために必要なのは「タンパク質」「亜鉛」「ビタミン」です。これは髪の毛の三大栄養素といえます。これらの栄養素を、バランスよく摂取する事が重要です。

栄養不足対策

髪の毛を生成するために摂取を心がけたい栄養素を下記に挙げます。いつもの食事で摂れているかチェックしてみましょう。食事で摂りきれない分はサプリメントを活用するのも方法の一つですよ。

タンパク質(アミノ酸)

髪の95%はタンパク質でできています。その元となるアミノ酸は必須栄養素です。特にリジンは髪の毛の材料となり、アルギニン”は成長ホルモンの分泌を促します。
含まれる食品:リジンは赤身肉や魚、大豆製品、乳製品に含まれます。アルギニンは大豆、鶏肉や豚肉や魚介類に含まれます。

ミネラル(亜鉛)

ミネラルの一種である亜鉛はタンパク質の代謝を促し、髪が作られるときに必要です。髪の毛に栄養を運ぶ役目もあり、大変重要です。皮膚や髪も新陳代謝が速いペースで行われるため、亜鉛を積極的に摂りたい栄養素です。含まれる食品:牡蠣や牛肉、鶏肉、豚肉、卵、ブロッコリー、レバーなどです。カキや豚レバーに豊富に含まれます。

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ビタミンB群

頭皮の新陳代謝に欠かせないのがビタミンB群、疲労回復だけでなく皮膚の生まれ変わり(細胞分裂)を活性化させ、そして、皮脂の過剰分泌を抑制する役割があります。
健康な髪を育てたい方には欠かせない栄養素で、ビタミンB1・B2・B6・B12をバランスよく摂取したい栄養素です。B群すべてを摂取するにはサプリメントが効率的です。

ビタミンC

ビタミンCには、亜鉛の吸収を高める作用があります。
含まれる食品:果実類、ピーマンやキャベツ、ブロッコリーに含まれます。

オメガ3(DHA、EPA)

オメガ3には、「血行促進」「ホルモンバランスの調整」「新陳代謝の活性化」といった頭皮や髪の毛を健康的な状態へ体質改善するはたらきがあります。血行促進は毛根への栄養補給のため、ホルモンバランスの調整は、成分コラーゲンやヒアルロン酸を生成させ、新陳代謝の活性化は、新たな髪の毛が作られやすくなります。
含まれる食品:サケ、マグロ、など脂の多い魚や貝類に含まれています。

アスタキサンチン

アスタキサンチンが持つ強い抗酸化作用は、頭皮を健康な状態に整え、髪の毛を作る毛母細胞を活性化させます。またメラニン色素の生成を助けてくれるため、白髪改善に効果的です。
含まれる食品:サケ、キンメダイ、エビ、カニ、イクラなどの赤色の魚介類に含まれます。

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ノコギリヤシ

発毛にはほとんど効果を期待できませんが、男性ホルモンに関係する酵素の働きを抑える作用があるので、抜け毛に効果があるとされ注目されている成分です。この成分はサプリメントで摂ることができます。

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正しい食事は健康な体を作ります。「髪は一生のお友達」です。毎日3回の食事の内容を「一生のお友達」の為に工夫してあげてください!

髪の毛に必要な栄養素については、以前の記事でも解説しています。ぜひご覧ください。

前回の記事:「ワカメや昆布を食べると本当にハゲない?髪の毛に必要な栄養素とは?

 

④帽子やヘルメット

帽子は長時間かぶりっぱなしでいると、通気性が悪くなり、髪や頭皮が蒸れ、細菌が繁殖しやすい状態になります。これが抜け毛の原因になることもあります。また、サイズが合わなくきついものは、毛細血管を圧迫して、頭皮の血行障害を招く可能性があります。

通気・血行対策

通気性の良い帽子は、頭皮を紫外線から守ってくれる便利なツールです。サイズをよく選んで、自分に合った帽子をかぶりましょう。仕事などでヘルメットをかぶる必要がある場合、頭との間にタオルを巻くと汗を吸ってくれ、ヘルメットが直接頭皮に当たるダメージからも守ってくれます。夏場は頭も汗をかくので、細菌が繁殖しやすい温床を作ってしまうのでこまめに帽子やヘルメットを外して風を通すように注意しましょう。

 

⑤シャンプー方法

日本ではシャンプーは「洗髪」として認識されている方が多いと思われますが、シャンプーの語源はサンスクリット語の「マッサージ」という意味です。

そうなんです。シャンプーとは頭皮を洗ってケアすることが一番の目的なのです。髪の汚れは落とせても、正しく洗わないと頭皮の汚れは落ちない上に、無理に汚れを落とそうとすると頭皮を傷つけてしまいます。

正しいシャンプー方法

  • シャンプー前に簡単にブラッシングします。そうすることで、シャンプー中に髪が引っかかることなく、スムーズな指通しで余計な負担を減らせます。
  • 頭皮全体に水分を行き渡らせます。シャンプーの泡立ちが良くなります。
  • 頭皮を指の腹で軽くマッサージしながら洗いましょう。爪を立てたり力を入れすぎてゴシゴシ洗うのはNGです。洗うのは髪ではなく頭皮中心です。
  • シャンプーは直接髪につけないでください。直接髪につけると刺激が強すぎる上に全体に行き渡りにくくなります。シャンプーは一度にたくさん出さず、必要に応じて追加して泡立てながら使っていきましょう。
  • 前髪の生え際から頭頂部、耳の後ろから後頭部、襟足から後頭部の3つのブロックの順に洗って、洗い残しを防ぎましょう。
  • 頭皮を洗った後は時間をかけてすすぎましょう。すすぎ残しは髪や頭皮に負担を与えてしまい炎症の原因になります。

AGAとFAGA

AGAとは

AGA(男性型脱毛症):思春期以降に発症する進行性の脱毛症

※Wikipediaより

AGAの仕組み

血液に含まれるテストステロンという男性ホルモンが毛根に侵入すると5αリダクターゼという酵素と結合してDHT(ジヒドロテストステロン)という物質になり、このDHTが毛根部分に存在する受容体遺伝子である「男性ホルモンレセプター」と結合すると、髪の毛を作らなくするような脱毛因子「TGF-β」を増やします。この脱毛因子が毛母細胞を委縮させ、毛髪の成長を阻害し薄毛や抜け毛を促進するのです。

薄毛のスタイル

「男性ホルモンレセプター」の配置によって薄毛のスタイルが決まります。前頭部に多い方はM字型に、頭頂部に多いとO字型になります。

FAGAとは?

FAGAとは「女性男性型脱毛症」のことです。

男性と女性ではホルモンのバランスが違いますが、女性にも男性ホルモンは存在します。そのため女性も男性型脱毛症と無関係ではありません。

近年このFAGAが急増しています。薄毛に悩む女性のじつに半数が「FAGA(女性男性型脱毛症)」で、主に生え際から頭頂部にかけて抜け毛が増え、同時に毛髪が細く柔らかくなることにより地肌が見えるようになる脱毛症です。

薄毛と遺伝

よく、「父親が薄かったから、オレも将来は・・・」なんて話を聞きますが、薄毛や脱毛って遺伝するんですかね?

結論から申し上げますと、「薄毛」が遺伝するのではなく「AGAの可能性」が遺伝します。

薄毛は隔世遺伝?

あとで説明に出てきますが、AGA(男性型脱毛症)の原因は5αリダクターゼという酵素と男性ホルモンレセプターという受容体の結合によります。そのため、次にあてはまる場合は「AGAの可能性」を遺伝しやすいといっていいでしょう。

  • 父・母いずれかが5αリダクターゼの分泌量が多い遺伝子を持っている。
  • 母親方の祖父や兄弟に薄毛が多い。(男性ホルモンレセプターの感受性が強い)

男性ホルモンレセプターに関する遺伝子はX染色体上にあるため、母方の影響を受けやすいと考えられています。女性の体内に存在している男性ホルモンは少ないので、女性である母には変化がなくても遺伝しており、その子にもその遺伝子は受け継がれていきます。

遺伝するのはホルモンの性質

薄毛は遺伝だといわれる理由は「男性ホルモンレセプター」という受容体に関係があります。薄毛そのものが遺伝するわけではなく、「男性ホルモンレセプターの感受性が強いかどうか」という部分が遺伝するのです。親からの遺伝によってこの「感受性の強いレセプター」を受け継いでいると薄毛になる確率が高く、「感受性の強いレセプター」を受け継がなければ薄毛になる確率は低くなります。

女性の場合は、男性ほど遺伝的要素は大きくないようですが、女性の脱毛・薄毛も6割程度が遺伝ではないかと考えられています。

感受性の強い男性ホルモンレセプターを持っているか、持っていないかが薄毛の分かれ道となるようです。

まとめ

いかがでしたか?

男性の薄毛の90%以上がAGAであり、そこには遺伝が深く関係しているとのこと。

インターネットで検索すると、AGA治療についてのサイトが数多くありますし、私の友人(30代)も現在病院に通ってAGAの治療中です。ミノキシジルという成分がスゴイ!って言ってました。

ただ、治療さえすればもう安心ということでななくて、今回の記事で解説した「日常生活に潜む薄毛の原因」に気を付けて生活することで、初めて薄毛とサヨナラできるのではないかと思います。

 

編集長の独り言

「レセプター」って、なんかプレデターみたいだと思いません?姿を消すプレデター!毛を消すレセプター! なんか似てますよね。

あれ?ちょっと古かったかな?

 

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参考資料

・マラセチア菌と脂漏性皮膚炎・アトピー性皮膚炎
(田嶋 磨美著 東京医科大学皮膚科学教室 日本医真菌学会雑誌46巻3号より)

・男性型脱毛症治療薬の研究動向
(山田 久陽, 池田 明子著 日本薬理学雑誌133巻2号より)

 

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