「こんにゃく」の栄養と健康効果-なぜダイエットにもぴったりの食材?

こんにゃくといえば、料理の脇役というイメージが強い食品ですが、実は「おなかの砂下ろし」「腸の掃除屋」「胃のほうき」などと昔から呼ばれていました。
今回は、こんにゃくの様々な健康効果について解説します。

こんにゃくの健康効果

「おなかの砂下ろし」などの言葉の根拠となるものは、グルコマンナンという成分による効果です。
グルコマンナンはこんにゃく芋に多く含まれている水溶性の食物繊維で、腸内で水分を含んで膨張し、腸内にたまった老廃物を体の外に排出してくれる働きがあります。
つまり、こんにゃくを食べることで体に不必要なものを掃除してくれるんです。
このグルコマンナンは、コンニャクマンナンとも呼ばれています。

最近では、グルコマンナンは、有害な物質が体内に入っても、その生成やそれを排除する効果が高いと期待されています。
そして、コレステロールや血糖値を下げる効果があることが明らかにされており、生活習慣病の予防も期待されています。

こんにゃくがダイエットに役立つ理由

こんにゃくの主成分のグルコマンナンは、水に溶けて非常に高い粘性をもつため、体内に入ると胃の中で膨れ食欲を抑える働きに役立ちます。
食物と一緒に摂取すると、食物の胃から腸への移動速度を遅くして満腹感を感じます。
この満腹感効果と糖やコレステロールの吸収を抑える働きは、ダイエットにたいへん効果的です。

また、こんにゃくは弾力があるので、よく噛んで食べるようになります。
よく噛むことは、脳の満腹中枢を刺激することで、食欲を抑制することができます。
しかも低カロリーです。

大腸の病気を予防

水溶性の食物繊維グルコマンナンは、腸内の善玉菌を増やして悪玉菌を抑え、腸内細菌叢を改善することに役立ちます。
食物繊維は善玉菌のよいエサになってその発育を促し、結果的には悪玉菌の発育を抑えるのです。
これは、大腸ポリープなどの大腸疾患のリスクを軽減させます。

コレステロールや血糖値を下げる

水溶性の食物繊維グルコマンナンは、コレステロールや胆汁酸を吸着して一緒に排出するので、LDLコレステロールが減少します。
そして、ナトリウムも包み込んで一緒に排出する作用があるため血圧を下げます。

こんにゃくの主成分グルコマンナンの摂取による耐糖性の改善とインスリン分泌の節約効果で糖尿病の予防にも効果があります。
また、こんにゃくは血糖値を上げるブドウ糖を含んでいません。

こんにゃくにはカルシウムが豊富

こんにゃくに含まれるカルシウムは植物性です。
こんにゃくのカルシウムは酸に溶けやすく、効率よく摂取することができ、牛乳や小魚より吸収率が高いのが特徴です。
カルシウムは骨や歯の成長や精神安定の作用があり、健康維持には欠かせない栄養成分です。
こんにゃくの中でもしらたきが一番多くカルシウムを含んでいます。

美肌効果

こんにゃくは、セラミドを含んでいます。
セラミドとは、肌の角層細胞どうしのすき間を満たし、細胞どうしや水分をつなぎとめている肌の必須成分です。
セラミドには肌を保湿し、バリア機能を向上させる効果があります。

グルコマンナンを摂取する際の注意点

グルコマンナンは、大量に摂取すると下痢を引き起こすことがあります。
また、血糖値を抑える効果があるため、血糖値を調整する医薬品を飲んでいる場合には注意が必要です。

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