クリルオイルとフィッシュオイル。違いを比べてみました。本当にいいオメガ3はどっち?大切なのは価格や量よりも質!

クリルオイルとは、オキアミから抽出した新型オメガ3(DHA・EPA)で、アスタキサンチンを含んだリン脂質結合型オイルです。フィッシュオイル(魚油)はオメガ3系の脂肪酸が豊富に含まれている不飽和脂肪酸です。

オメガ3サプリメントの需要は年々高まっていますが、意外とその成分や種類については知られていません。今回はこの二つを比べてみましょう。食品の安全を確保するために、原料生産から加工・製造・流通などの過程について、この二つの違いを分析してみます。

原料、産地

  • クリルオイルは、一般的にはオキアミを原料としたものが流通していますが、その中でも特化している素材のスパーバクリルオイルについて説明します。スパーバクリルオイルは世界で最もきれいな海で獲れた南極オキアミが原料です。食物連鎖の底辺に位置しているため、海洋生物に見られるような汚染物質の蓄積もありません。地球上で最もきれいな水質で育った南極オキアミです。生産コストが高く貴重な原料のため価格は高く貴重品として扱われています。
  • フィッシュオイルは、魚から採取される脂肪油で、通常はイワシやサンマなど大量に捕獲される魚類を原料としています。魚油の流通市場は巨大なマーケットであり、ものすごい量の魚油が流通していて価格も安価です。しかし流通量が多すぎて原料の産地や魚種の特定がされにくく、中には粗悪な原料も流通しているという話も聞きます。オメガ3サプリメントの市場では圧倒的に魚油原料の製品が多く販売されています。

製造方法

  • クリルオイルの漁獲方法は特許技術で、オキアミを海面下の水中網で捕獲し、その後船上にゆっくりと吸い上げるまで海中に留めておく事ができます。また誤って他の魚や、海洋哺乳類などが誤って混獲することがないように、トロール網の効果的なモジュール技術が採用されています。そして特注の大型船で、オキアミが船上に揚げられると同時に、船内で設けられた加工場で粉末加工されます。漁獲から加工までを自社で一貫して行っています。直結統合型による100%のトレーサビリティを実現しています。
  • オメガ3サプリメント業界においてフィッシュオイルの使用割合はたいへん高いため、大量生産されています。通常、イワシやサンマなど大量に捕獲される魚類を原料とします。製造方法は、まず原料となる魚を煮熟し、煮汁の中から油を分離させる煮取法というものです。安価で大量に製造できることがメリットです。最近は、特定した原料において高温で処理をしない製造方法が開発されました。真空抽出装置を用いて低温で沸騰させながら、加圧によって収量をあげる抽出方法です。また、遠心機のみを使用して抽出する方法も開発されました。

酸化

オメガ3(DHA・EPA)は酸化に弱いという欠点があります。

  • クリルオイルの原料である南極オキアミは、オメガ3脂肪酸を生成する微細海藻類をエサにしています。これを主食とすることで、その体内に脂肪酸が豊富に蓄積され、それを抽出したものがオキアミ油となります。オメガ3の元となる藻は抗酸化物質のアスタキサンチンの源です。南極オキアミはアスタキサンチンを元来含有しているため、酸化しにくい特性を持ちます。強力な天然抗酸化物質のアスタキサンチンが保護する役割をしています。スパーバクリルオイルのカプセルが深紅色なのはアスタキサンチンによるものです。
  • フィッシュオイルは原料を加熱して表面に浮上する油分を集める方法のため、製造の工程において高温で処理します。これにより抗酸化剤としての役割を持つビタミン類が破壊されてしまい、新たに、酸化防止剤(ビタミンE等)を添加するケースがあります。そして大量の魚類を使用するため、原料に含まれる可能性のある重金属を除去する精製工程が必要となり、いくつかの工程を必要とし酸化のリスクが高まります。

吸収率

  • クリルオイルはリン脂質結合型オメガ3です。リン脂質は体のいたる所を構成する成分であるほか、体内の脂肪とタンパク質をサポートする役割を持った栄養素です。リン脂質はレシチンとも呼ばれています。リン脂質は水との親和性が高い“親水性”と、油との親和性が高い“親油性”の特性を持ちます。リン脂質は吸収そのものを促す効果もあり、体内での分解の工程が少ないため吸収効率が高いのが特徴です。サプリメントの粒は小さい。
  • フィッシュオイルは、リン脂質がほとんど含有されていません。フィッシュオイルは魚から採取される脂肪油のトリグリセリド型(中性脂肪型)です。油は体内に入っても分解の工程を経ないと吸収ができないため、吸収するために時間が必要になります。これにより吸収漏れや残などがあり吸収効率が下がってしまう傾向があります。サプリメントの粒は大きい物が多い。

まとめ

いかがでしたか?普段みなさんが目にしているオメガ3は圧倒的にフィッシュオイルが多いと思います。CM等でも大手メーカーがフィッシュオイルを取り上げているのは、使用できる原料の魚種も多く安価に大量生産できることが理由のひとつだと思います。一方クリルオイルは、原料がオキアミに限定されるため製造コストが高くなってしまうので、なかなかメーカーが参入しずらい現状があります。

上記で記載した以外にも両者の違いはあるので、一概にどちらが良いとはいえません。しかし、酸化についてや吸収率などで見る限りでは、フィッシュオイルよりもクリルオイルの方が体にとって良いオメガ3ということになるのかもしれませんね。

 

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南極オキアミからとれるオキアミ油には、一般的にオメガ3として広まっているサケやイワシの魚油とは異なったリン脂質型のオメガ…

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参考資料

・n-3系多価不飽和脂肪酸結合脂質の構造と機能
(一般財団法人 食品分析開発センター SUNATEC 発行 北海道大学院水産科学研究院 準教授 細川雅史 著)

・南極オキアミについての学術論文
(AkerBioMarine社サイトより)

・抗酸化作用を有したサプリメントの摂取が身体的疲労及びスポーツパフォーマンスに与える影響
(国士館大学体育学部 須藤明治 国士舘大学体育学部非常勤講師 山田健二 早稲田大学ナノライフ創新研究機構 矢澤一良 著)

 


【監修者】合田 学

サプリメント管理士。約20年間の食品業界経験を活かし、正しい食生活やサプリメントを活用した健康維持のための生活習慣を提案する活動を行っている。

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